もうこのあたりで酔いが回ってきていましたが、そろそろ
いよいよ後半戦に近づいています。これも読みにくい名前の
代表に挙げられそうで、酔っていたらとても読めない名前の
ひとつですが、キャパドニックといいます。

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典型的なスペイサイド・モルトといっていいでしょう。
1972年11月蒸溜、2010年7月瓶詰めになる37年の
長期熟成で、アルコール度は53.5%です。

37年熟成して53.5度というのは、蒸溜時はかなり高い
アルコール度数だったことが推測され、そのためか非常に
豊かに香味成分が溶け込んでいて、レンゲの香りが最初に
響くエステル香豊かなウィスキーでした。

私はキャパドニックを初めて飲んだのですが、とてもゴー
ジャスでモルトというよりは、カルヴァドスやマール、
アルマニャックのようでもあります。もっとも高いアルコー
ル度の香りの鋭さはモルトならではです。

「だからこそモルトだ」とも言えるでしょうね。
モルトウィスキーならではの味わいでした。

感謝!