劇場で観てきました。「いい映画」です。本当に「いい映画」です。
それ以外に適切な言葉が見つかりません。

あなたへ.jpg

何か言葉にしようとすると、そこから何かが失われてしまうの
ではないかと思うくらい、繊細で温かい。

メディアでは、高倉健さんの主演映画という切り口で語られて
いますけれども、キャスト全員が素晴らしいし、撮影のすべての
カットは隙がなく完璧だし、降旗監督の映画観もしっかり伝わっ
てくる至福の作品だ。

おそらく後年になって振り返っても傑作と評されるだろう、歴史
に足跡を残す作品といっても過言ではないでしょう。これを越え
る作品はちょっと考えにくいので、日本映画では今年一番になる
のではないかと思います。

男の視点としては、これ以上は難しいのですが、あえて女性の皆
さまに観ていただきたいのは、健さんの後姿です。

全カットのなかでは、あまり多くみられないのですが、だからこ
そ、孤独を背負って生きる孤高の男の姿というものを瞼に焼き付
けることができる数少ないチャンスです。

これを知らずに男は永遠に理解できないし、女として生まれた価
値を賭するに値します。

なぜ男は黙っているのか。なぜ男は最後に一言だけつぶやくのか。

男も女も、この一点は人生を賭けて考える価値があるでしょう。

感謝!