川湯温泉とは、北海道は摩周湖と屈斜路湖の間にある温泉郷で、弟
子屈の広大でゆったりした風景を味わいながら骨休みができるとい
う”隠れていない秘境温泉”です。

川湯温泉駅

ただでさえ広大な北海道の、更に奥の方へ宿も決めずにふらりとやっ
て来て、まずやるのは情報収集と腹ごしらえなのは、古今東西万国
共通のサバイバル術の基本ですね。

駅前はこういうところですので、頼りになるものは何でも頼りとば
かりにバスの運転手さんに案内役になってもらい、駅前でなく温泉
郷でコトを進めることにしました。

川湯温泉は歴史ある湯治郷ですので、無料(だったと思う)足湯や町
営温泉、観光案内所が温泉地の中心に備わっていて、氷点下の雪国
でも便利で快適です。

そこで仕入れた極上の情報だったのが「お多福食堂」で、なんとこ
こでは蝦夷鹿料理を出すというので、雪の街の中を走って行きまし
た。

川湯温泉ーお多福食堂

お店に入って注文しようとすると、蝦夷鹿料理は定食とラーメンが
あり、私はもちろん定食を頼みましたが、出てきた定食には半ラー
メンがついていて、そのラーメンにトッピングされているチャーシ
ューも蝦夷鹿肉だそうですのでお得でした(笑)

お多福食堂ー鹿肉定食

驚いたのは蝦夷鹿の飛び上がるくらい美味しいことで、一見鶏のサ
サミのような感じですが肉はしっかりしていて、ラムやマトンのよ
うな臭みは全然なく、鴨肉のような食感すらあります。

なぜ蝦夷鹿肉がお多福食堂さんだけで出されているのか疑問に思っ
て女将さんに聞いてみると、「うちの父さん(ご主人)が狩猟をやる
もんだから、撃ってきたものを出しているですよ」とのこと。

それを聞いて「へぇー」と感心したり、一口食して感動したり。

「鹿はね、手間をかければ掛けるほど美味しくなるんですよ。」

恐れ入りました。相当手間が掛かっているに違いありません。

一見通り過ぎてしまいそうですが、神々は細部に宿っている。

あー、これだけのためにまた行きたい感じ。

感謝!