友人の社長と電話で話していたとき「知り合いからさぁ、ボルボの
V40買わない?って言われたんだけど、どう思う?」と聞かれ
ました。

「ボルボ」

というと、ある一種の伝説のようなイメージがあるメーカですね。

ご本人は、もともと日産党の方ですので、輸入車のことをあまり
ご存知ではありません。

じゃあ、一体そこのところはどうなのか?

という、誰もが思う疑問こそがご質問でした。

クルマという機械の技術が未熟だったころ、その未熟とはどの程
度かという話を別にして、素材が未熟、製造が未熟、メンテナン
ス性が未熟、等いろいろあろうかというところ、ボルボという機
械は、上記諸点の全てにおいて、ある一定のレベルを超えた信頼
性がありました。

しかし、機械の設計にコンピュータによる支援が導入されるよう
になったころから、知恵と勘と経験によって独占されていた領域
も可視化されるようになったので、いわゆる「お家芸」のような
個性は失われました。

これはボルボに限らず、どのメーカも同じ。全世界共通です。

すると、メーカは事業でクルマを造っているので、競争力を維持
するために新技術を合理化のために活用します。端的にはコスト
ダウンです。これも全世界共通。

その結果、ボルボはどうなったか?

というお話を申し上げました。

ボルボに限らず、ベンツだってBMWだってポルシェだってフェ
ラーリだってランボルギーニだって同じでしょう。

そういえば、先日F−ROADを読んでいましたら、ポルシェが
出した4座のテストと評論が載っていました。私が東名高速で一
瞥した印象と同じことが書かれていました。

だから、ボルボのマークがお好きだったら買いという結論です。

この先は、パワーソースが化石燃料を燃やすことから電気に移行
するのが見えていますから、この傾向はさらにスピードを増して
いくのだろうと思います。

自動車メーカ各社が市場規模を回復させるには、もっと正しい趣
味性を打ち出す必要があるように思います。

VOLVO V40

感謝!