本日は年度末。これだけ変化の早い時代になると日々の感
覚では2009年ですが、世の中の大勢のルールではまだ
平成20年度なのですよね。

そういう今年度は、昨年秋の金融恐慌以来の企業の業績不
調が伝播して、中小企業を中心に多くの企業でリストラク
チャリングや事業の清算、会社の倒産などの情報に接する
機会となりました。

私の関与する範囲でも、会社を清算する事案に接すること
があり、お手伝いをさせていただきました。

会社の清算というのは、設立のときと違って可也手続が大
変です。

まず、会社を清算する決議をしてから登記をし、その後に
債権者や社会に公告をして債務整理の機会を確保し、無事
2ヶ月と2日を経過した後に、はじめて清算桔了の登記が
できて会社がなくなるのです。

つまり、最短でも2ヶ月半程度の時間を要することになる
のですが、実際の中小企業の現場では「本日の資金繰り」
が目下の課題になっているところが多く、万策尽きてから
いよいよ「止めるか」という決断をされることが多いよう
です。

しかしながら、少し冷たいようですが、本来ならば資金繰
りというのは粗方予想ができているもので、それこそ昨年
の相場の急落による環境変化時のように2週間で世の中が
別世界になってしまうようなときでなければ、2ヵ月半後
の環境は予想ができています。

つまり、世の経営者の皆さまは少なくとも四半期先を見な
がら日々のオペレーションの判断をしなければならず、本
日をどのように過ごすかという思考というのは、経営者と
しては思考の時間軸が短すぎて余裕が足りないのではない
かと考えます(外部から客観的にみると「危ない会社」とい
う評価にならないか?)。

比して、株式相場や金融の業界をみると、本来は相場の触れ
幅を小さくする目的で考え出された新しい金融取引手法が、
実際には相場の触れ幅を増幅させている現象が見られます。

このような現象も、相場に接する人間の思考の時間軸が短
いことが影響してもたらされる現象と、それに本来の目的
である実態の経済が巨大な影響を受けているものと考えま
す。

ですから、ひとつひとつの現象に過大な反応をするのでは
なく、変化の早い時代だからこそ、思考のフレームワークを
広く長く取って、長期の方向性をしっかりと定めることを
基本にする生き方を大切にしたいと思います。

※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジ
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